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ソニーの2009年度決算

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 ソニーの2009年度決算が発表されました。

 ソニーは2009年4月から、これまでゲーム事業のみだった分野を、ゲーム事業とパソコン事業、その他のネットワークビジネス事業を含めたネットワークプロダクツ&サービス(NPS)という分野に再編しているため、ゲーム事業のみの決算内容というものは以前よりも分かりにくくなりました。

 決算資料の中のゲーム関連の情報は次のものです。

・ ネットワークプロダクツ&サービス分野の売上高は、前年度比10.2%減少の1兆5758億円
・ ゲーム事業の売上高は、PS3ハードの増加、PS3ソフトの増加があったものの、為替の悪影響と、PSPハード、PS2ソフトの減少があたっため減収となる
・ ネットワークプロダクツ&サービス分野の営業損益は、前年度比で44億円改善し、831億円の赤字
・ ゲーム事業の営業損益は、PS3ハードのコスト改善、PS3ソフトの増加があったものの、PSPハード、PS2ソフトの減少があったため、損益が悪化

・ ハードウェアの全世界売上台数(2009年度)
 PS2:730万台(前年度比 -60万台)
 PS3:1300万台(前年度比 +290万台)
 PSP:990万台(前年度比 -420万台)

・ ソフトウェアの全世界売上本数(2009年度)
 PS2:3570万本(前年度比 -4780万本)
 PS3:11560万本(前年度比 +1190万台)
 PSP:4440万本(前年度比 -590万本)

・ 2010年度予想
 PS2:600万台
 PS3:1500万台
 PSP:800万台
 PS2+PS3+PSPソフト:全体で2009年度並み

 ソニーのゲーム関連の2009年度決算は、黒字化が期待されていましたが、結局赤字で、前年度よりも悪化するという結果になっています。
 ソニーとしては、PS3事業は予想通りに進んでいるものの、PSP事業が予想外に悪化しており、これからのソニーの課題はPS3をどうするかよりも、PSPをどうするかになっています。

 ソニーの2010年度としては、ハードについては、PS3が新型投入で大きく売り上げを伸ばした2009年度よりも更に200万台増えるという予想をしているため、PS3の値下げや新色などの展開があると思われます。
 PSPについては、2009年度よりも約200万台減るという予想にしているため、噂のPSPの新型が投入される可能性はあまり高いように見えませんが、特に海外でのPSP事業は壊滅的な状態になっているので、それを立て直す必要性が高く、新型を投入せざるを得ないのではないかと思われます。

 情報元1 

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