ソニーの2009年度第2四半期決算が発表されました。
決算資料の中のゲーム関連の情報は次のものです。
なお、ソニーはゲーム事業の業績を、ゲーム事業とパソコン事業、その他のネットワークビジネス事業を含めた「ネットワークプロダクツ&サービス」(NPS)という分野での業績として発表しているため、ゲーム事業だけの業績というものは外部から少し分かりにくくなっています。
・ ネットワークプロダクツ&サービス分野の売上高は、前年同期比24.2%減少の3526億円
・ 減少の原因はゲーム事業およびPC「VAIO」の減収によるもの
・ ネットワークプロダクツ&サービス分野の営業損益は、前年同期の406億円の損失に対し、588億円の損失
・ 損失の原因は、ゲーム事業のPS2ハードとソフトの売り上げの減少、PC「VAIO」の販売単価下落と販売台数の減少、円高の影響によるもの
・ ハードウェアの全世界売上台数(2009年度第2四半期)
PS2:190万台(前年同期比 -60万台)
PS3:320万台(前年同期比 +80万台)
PSP:300万台(前年同期比 -20万台)
・ ソフトウェアの全世界売上本数(2009年度第2四半期)
PS2:1110万本(前年同期比 -1210万本)
PS3:2390万本(前年同期比 +270万本)
PSP:1290万本(前年同期比 -110万本)
ソニーの2009年度第2四半期決算は、新型PS3の発売もあってPS3関連のセールスが伸びたものの、PS2関連の減少分を補うことが出来ず、ネットワークプロダクツ&サービス分野全体で赤字額が大きく増えています。
PS3は年末にかけて好調な状態が続くと思われますが、PS2の減少分以上にPS3が好調にならないとゲーム事業としてはまだまだ苦しい状態が続くようです。
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