任天堂

アナザーコード、ラストウィンドウなどの開発元「CiNG」が破産へ

スポンサーリンク

 アナザーコードやラストウィンドウの開発元である「CiNG」が破産手続きに入っているそうです。

 CiNGの負債総額は約2億5600万円で、2010年3月1日から破産手続申請の準備に入っているそうで、後に正式に破産となるようです。

 CiNGは、元リバーヒルソフトの宮川卓也氏や鈴木理香氏が設立した会社でしたが、独立したリバーヒルソフトと同じように破産となってしまいました。
 なお、同じように元リバーヒルソフトのスタッフが設立した会社に、日野晃博氏のレベルファイブがあり、こちらは絶好調そのもので、アドベンチャーゲーム系として出発したCiNGと、RPG系として出発したレベルファイブで明暗が分かれた形になっています。

<CiNG開発作品>
・ PS2「玻璃ノ薔薇」(2003年11月、カプコン)
・ DS「アナザーコード 2つの記憶」(2005年2月、任天堂)
・ DS「ウィッシュルーム 天使の記憶」(2007年1月、任天堂)
・ Wii「アナザーコード: R 記憶の扉」(2009年2月、任天堂)
・ Wii「王様物語」(2009年9月、マーベラス)
・ DS「AGAIN FBI超心理捜査官」(2009年12月、テクモ)
・ DS「ラストウィンドウ 真夜中の約束」(2010年1月、任天堂)

 CiNGは、自社で発売しているソフトはありませんでしたが、2009年に発売した3作が全てあまり売れず、ソフトのヒットに応じて分配されるロイヤリティ収入が計画を下回り経営が悪化し、2010年1月に発売したソフトもあまり売れず、とどめを刺されたというような感じかもしれません。

 東京商工リサーチでは、「21年8月期は2商品の開発がズレ込んだほか、世界的な不況を背景にゲームソフト需要が急激に落ち込み、売上高は2億8412万円に半減。損益も長期間の商品開発により諸経費負担が嵩み、1億1900万円の赤字を計上、債務超過額は1億5900万円に拡大していた」と解説しています。

 CiNGの開発するゲームは面白いものが多かっただけに残念で、DS「ラストウィンドウ」がラスト作品になるというのも皮肉な感じです。

 なお、CiNG関連でお伝えしたニュースとしては、「アナザーコードのCiNGは、任天堂関連の数多くのプロジェクトに関わっている」、「『ウィッシュルーム 天使の記憶』の新作がWiiで出る?」などがあり、まだ発表されていないCiNGと任天堂のソフトがあったかもしれません。

 情報元 情報元2

 Cingのサイト(現在、アクセス不能)

コメント

  1. AGAIN FBI超心理捜査官 クリアしました。
    AGAIN FBI超心理捜査官
    AGAIN FBI超心理捜査官/テクモ
    ¥5,040
    Amazon.co.jp
    クリアしました。
    なかなか面白かったです。
    それほど難易度は高くなく、
    エンディングまでとりあえず…

  2. 匿名 より:

    CiNGから新作ソフトは出ないものかしら~ なんて検索をしていたら
    まさかの倒産記事でした。
    「大好きだ」と言える作品が多かっただけに
    非常に、非常に、残念です。
    大人も楽しめるセンスある作風でした。

    どうか再起して頂きたい!
    またいいソフトを作って下さい
    いつまでも待ってます。

  3. 匿名 より:

    アナザーコードとラストウインドウをプレイしました。
    どちらも同じ人のイラストでとってもセンスよく、
    ストーリーも大人っぽくて内容が深くてダイスキでした。
    また新作をたのしみにしていただけにショックです><