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ソニーの2010年度第1四半期決算

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 ソニーの2010年度第1四半期決算が発表されました。

 ソニーは2009年4月から、これまでゲーム事業のみだった分野を、ゲーム事業とパソコン事業、その他のネットワークビジネス事業を含めたネットワークプロダクツ&サービス(NPS)という分野に再編しているため、ゲーム事業のみの決算内容というものは以前よりも分かりにくくなりました。

 決算資料の中のゲーム関連の情報は次のものです。

・ ネットワークプロダクツ&サービス分野の売上高は、前年同期比32.4%増加の3259億円
・ 増加の理由は、パソコン販売台数増加による増収、PS3ハード、PS3ソフトの販売数増加による増収
・ ネットワークプロダクツ&サービス分野の営業損益は、前年同期の367億円の損失に対して、329億円改善し、38億円の損失
・ 損失が改善した理由は、為替の悪影響などがあったものの、売上原価率の改善、増収による売上総利益の増加があったためで、PS3ハードのコスト改善なども寄与している

・ ハードウェアの全世界売上台数(2010年度第1四半期)
 PS2:160万台(前年同期比 +-0万台)
 PS3:240万台(前年同期比 +130万台)
 PSP:120万台(前年同期比 -10万台)

・ パッケージソフトウェアの全世界売上本数(2010年度第1四半期)
 PS2: 340万本(前年同期比 -510万本)
 PS3:2480万本(前年同期比 +1000万本)
 PSP: 920万本(前年同期比 +90万本)

 ソニーの2010年度第1四半期決算は、ネットワークプロダクツ&サービス分野全体で赤字になっていますが、前年同期よりも大幅に赤字が改善しており、黒字化一歩手前となっています。

 PS3ハードについては、既に1台売るごとに赤字となる状態を脱し、1台売るごとに利益が出るようになっているので、これからしばらくはゲーム事業単体で赤字になることはないのではないかと言われています。

 ハードウェアについても、PS2、PSPの販売台数の大きな落ち込みが止まり、PS3がPS2、PSPの販売台数の落ち込み以上に売れていて好調で、ソフトについても、PS2の減少分以上をPS3でカバーしているので順調にPS2からPS3への移行が出来ており、ダメだダメだと言われていたPS3もようやくソニーの稼ぎ頭となりそうな感じになっています。

 情報元1 

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