ドラゴンクエスト

「ドラゴンクエスト5」は、日本の「憲法9条問題」を思わせる話も入っている

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 すぎやまこういち氏が、ドラゴンクエストについてコメントしています。

 これによると、すぎやまこういち氏がドラクエのストーリーで印象に残っているのは、「ドラゴンクエスト5」に登場する「光の教団」の話なのだそうです。

 これは、発売時から、カルト教団を批判した話ではないかというような考察もありましたが、すぎやまこういち氏によると、その内容は、日本の「憲法9条問題」を思わせる話になっていると考えることが出来るそうです。

 それは、「光の教団」という怪しい宗教団体の司祭が、「世の中に武器などがあるから戦争が起こる。皆、武器を捨てよう」と布教し、村人がそれを信じて武器を捨てると、途端に魔物の群れが村を襲って来て占領されてしまうという話です。

 すぎやまこういち氏によると、この話は、現在の日本を思ってしまうシーンで、「憲法9条を信じて武器を捨てても、相手が武器を持っていれば乗っ取られる」ということを示唆していると考えることが出来るそうです。

 そして、ドラクエをプレイしていれば分かるように、「平和というものは戦って勝ち取るものであり、戦う姿勢によって守られるものである」ということをコメントしています。

 ちなみに、日本の憲法9条というのは、戦争放棄を定めたもので、戦力の不保持も定められていますが、自衛隊の存在との整合性の問題や、他国から国内でのテロの実行を予告されても「自衛」しか出来ないのかなど、時代に合ったものになっていないのではないかというような問題点があるので、改正が主張されているものになっていて、保守的な主張の人であり、愛国者的な主張や行動をとっている人としても有名な、すぎやまこういち氏は、そういった憲法9条の問題を「ドラクエ5」から読み取っているそうです。

 なお、「ドラクエ5」については、以前に、DSの「ドラクエ5」(PS2版も?)に、

 「わしら国民が あまり知らぬうちに おそろしい法律が つぎつぎと できてしまいそうなのじゃ」
 「よそから来た 他国の者を 受け入れるために 国の者たちが 苦しんでいる!?」

 というようなメッセージがあり、このメッセージが、日本における、外国人への参政権の付与の反対のメッセージや、日本が移民を受け入れようとしていることへの反対のメッセージなのではないかというようなことも言われていました。

 ドラクエのシナリオは、すぎやまこういち氏が関わるものではありませんが、「光の教団」に関する、すぎやまこういち氏の解釈もあり、ドラクエの「3大創造主」の1人でもあるので、全く偶然というわけではなく、「主」の1人の意向を汲んで、愛国者的な主張もドラクエに意図的に入れられているのかもしれません。

 今回の、すぎやまこういち氏のコメントは、「すぎやまこういち ワンダーランド」 (Amazon  楽天)の雑誌で読めるので、ドラクエファン、すぎやまこういちファンの方は、興味があればどうぞ。

コメント

  1. 匿名 より:

    結局、世界は野蛮ってことだな。エゴとエゴのぶつかり合う世界。